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2021/04/16
- 窓 - トイレの扉は普段「閉めっぱなし？開けっぱなし？」
今
とある新しい家の間取りを
色々と考えている最中です。
そこで
間取りのことで
ちょっと頭をよぎったことがありまして
それを今回ブログに書いて
ぜひ気休めに読んでいただければなと
思っています。
内容としては
「風通し」
について。
家全体の風通しを考えたときに
ちょっと気になった部分があった
という話です。
リビングと水回りのあるフロアの
風通しの話なのですが
要は
全体にサーと風が通る
風の通り道を考えた際に
その通り道に
とある部屋が来てしまいました。
それは
「トイレ」
です。
何が言いたいかというと
トイレの中を通して
風が通ると
かなりフロア全体で
風が通るような
間取りに行きつきました。
そこで懸念なのは
トイレを使って
風通しをすることが
どうなのかという事なのですが
匂いの懸念やら
そういったことは
今回は置いておいて
私が気になったのは
トイレの扉の取り扱いについてです。
図で見てみますと
こういう間取りで
引戸を引いてトイレに入る
という動線です。
そして
引戸の正面には
窓が来ています。
つまりこの窓を使って
部屋全体の風を通すという
話です。
しかし
お分かりの通り
風を通すなら
このトイレの扉を
開けなければなりません。
簡単に書くと
こういうことです。
さて。
トイレの扉ですが
皆さんは
いつも
開けっ放しですか？
閉めっぱなしですか？
たぶん普通は閉めっぱなしですよね。
それは
匂いが気になったり
見た目や
閉めていないと落ち着かないなど
もはや無意識に行動しているレベルだと思います。
ただ
逆に考えると
普段はワンルームのように開けっ放しにして
フロア続きで広く使い
トイレを使用するときに
隠す目的で扉を閉める。
またトイレを出る時には
開けっ放しにしておく。
という行動は
ありそうでありません。
なんでこういうことを思ったかというと
風の通りを考えていた時に
扉を閉めていると
ここで風が止まってしまう。
開けっ放しにすれば
全体の風の通り道ができる。
風の通りだけを考えると
開けっ放しを通常モードにして
使うときだけ閉める
という行動が良いのです。
もしトイレの便器が見えそうで気になるなら
こうやって
少しだけ開けておく
とかいう行動でも良いわけです。
しかし
なかなかトイレの扉を普段から開けておく
という行動にはなりませんね。
一方的な合理的な考えだけでは
人間は動かないという
例だと思います。
さて
こんな感じで
トイレの扉について考えていると
逆に
トイレの扉を開けっ放しにする生活スタイルって
無いんだろうか
と気になり始めます。
そんななかで
色々な名住宅の間取りを取り扱った本を
読んでいた時。
ありました。
清家清さんという
日本を代表する建築家の
「私の家」という自らの住宅で
現在は
国の登録有形文化財になっています。
家全体がワンルームという発想になっており
仕切るものがない家です。
実はこの家はトイレに扉が無いことでも有名なんです。
嘘を付いたり隠し事がない家族だから
トイレにドアが無くても良いじゃないか
という発想のようです。
さすがに扉がないのは
すごいなと思いますが
こうなると私的には
普段からワンルームとして使う発想は
凄く意味が分かるというか
たぶんこういう発想なのかな
と共感してしまいます。
とはいえ
現代の人たちに
トイレの扉が開けっ放し
という生活がどう映るか
というと
なかなか受け入れがたい面の方が
多いと思います。笑
こういった
変なことですが
どっちの方が住む人にとって良いんだろうと
考えられる奥深さが
間取りって面白いですね。笑
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