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2018/06/25 
土地
【第三回】住所と地番の違いについて - 住居表示とは

 

今日は

 

【第三回】住所と地番について

 

ということで

続きを書きます。

 

 

【土地のこと】シリーズはこちら↓
https://www.tukasa55.com/staff-blog/?cat=18

 

 

 

これまで

 

・住所とは

・住所の歴史

・地番とは

 

を書きました。

 

 

 

そもそもの質問としては、

 

「不動産広告に載っている住所をカーナビで検索したら、ちょっと違うところに着いてしまった」

 

というところから始まっています。

 

 

 

これはもう答えが少しづつ分かっていますね。

 

不動産広告に載っている所在地は

土地の地番です。

 

 

カーナビは

土地の地番で登録されているわけではないのです。

 

 

 

 

では

登録されている住所は?

 

 

 

これがわかるには

今回の

「住居表示」

についても

知っておく必要があります。

 

 

 

 

 

 

前回の地番についてでも書いたように

 

 

土地の番号のような機能として

「地番」

が付けられたのですが

 

 

都市部では開発が進んだことで

地番が複雑になっていき

地番では所在地を把握することが困難になってきました。

 

 

そこで

新しい所在地把握の方法として

住居表示が考えられた

 

 

というところまで解説しました。

 

 

 

 

では

 

住居表示とは?

 

から見ていきましょう。

 

 

 

 

【住居表示制度とは】

細かくは

1964年施行の

「住居表示に関する法律」

で定められています。

 

 

 

まず

地番による所在地把握が前提です。

 

 

しかし

地番による所在地把握が

困難になった自治体は

 

自治体によって

住居表示を設定するかどうか

 

を決められます。

 

 

もちろん住居表示を設定するのは

主に開発の進んだ都市部ですね。

 

 

 

そして住居表示を導入するに当たっては

2種類の方式から選びます。

 

 

 

【住居表示の設定方法】

①街区方式

②道路方式

 

この2つの方式から

各自治体が選択します。

 

 

それぞれを見ていきましょう。

 

 

①街区方式

「道路や鉄道、線路、恒久的な施設、河川等によって区画分けした符号」

「その区域内の建物の番号」

で表示する方法。

 

 

日本はほとんどこれです。

 

 

 

②道路方式

「道路の名称」

「道路に接する建物の番号」

で管理する方法。

 

 

欧米では一般的な方法で

日本では一つの自治体だけが採用しています。

 

 

表示方法は

 

例えば

「〇〇通り2」

のような感じです。

 

 

 

もちろん

名古屋市の住居表示実施地区も

①街区方式

です。

 

 

 

ちなみにですが

名古屋市では

全ての区で住居表示が行われているわけではありません。

 

 

緑区、名東区、天白区では

住居表示制度は実施されていません。

 

 

 

 

【街区方式の表示方法】

では

この街区方式は

どのような構成になってるかというと

 

「町名」

「街区符号」

「住居番号」

 

の3つで構成されています。

 

 

 

わかりやすく書くと

 

名古屋市

〇区

〇〇町

(〇〇丁目)

〇〇番(街区符号)

〇〇号(住居番号)

 

という構成です。

 

 

 

 

【街区符号と住居番号とは】

街区符号・・・

〇〇町(〇〇丁目)という大きな区域

の中の

道路などで区分けされたいくつかのブロック(街区)の番号

 

 

 

住居番号・・・

さらにそのブロック(街区)を

10メートル間隔で区切っていきます。

 

そしてその10メートル間隔に区切った

「基準点」に近い角から右回りに番号を付けていきます。

 

 

ざっくり書くと

こんな感じです。

 

 

この番号に対し

建物の主な出入り面(玄関)が面している

まさにこれが住居番号となるわけです。

 

 

 

 

 

ではここでクイズです。

 

先ほど出てきた

住居番号を決めるにあたって重要な

「基準点」

とはどこを指しているでしょうか?

 

 

 

 

 

 

正解は

 

「市道新出来町線」

「堀川」

の交差する

 

名古屋城本丸南西の

「巾下橋」

 

です。

 

ここです。

 

なんでここなんでしょうか。

こういうの気になってしまいます。笑

 

 

時間ある時に調べてみます。

 

 

 

 

そして

住居表示地区には

やらなければならないことがあります。

 

 

 

それは

「表示板の設置」

です。

 

 

<街区表示板>

 

 

<町名表示板>

 

 

<住居番号表示板>

画像は全て名古屋市のHPの例から拝借しました。

 

 

街でこのような表示板を見たことありますよね?

 

 

これがある地域は

住居表示実施地区

なんです。

 

 

これがあると

確かに住所がわかりやすいですね。

 

 

 

以上が住居表示に関する説明です。

 

 

おわかりいただけましたでしょうか?

 

 

 

 

では最初に戻って

 

「不動産広告に載っている住所をカーナビで検索したら、ちょっと違うところに着いてしまった」

 

 

 

まとめとしては

 

所在地を表す方法は

1種類ではなく

エリアによっては異なる

 

ということです。

 

 

 

ぜひ今回のブログを機に

今住んでいる家

購入を考えている家

の住所について調べてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

【土地のこと】シリーズはこちら↓
https://www.tukasa55.com/staff-blog/?cat=18

 

 

 

 

 

 

 

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