スタッフブログ
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2018/06/03
スタッフのつぶやき - 【ビジネス本レビュー #10】サピエンス全史（上）
今日もビジネス本レビューです。
【ビジネス本レビュー】シリーズはこちら↓
https://www.tukasa55.com/staff-blog/?cat=12
ちょっと最近多くてすいません。
読んだら忘れないうちにブログに書こうと決めましたので。。。笑
今回書くのは、
サピエンス全史（上）
今更かい。笑
みたいな感じですが、今更ようやく読みました。
とても売れているだけあって、やっぱり読みやすい本ですね。
2日間で一気に読み進めました。
内容もとても面白かったです。
一番の感想としては、
「これが歴史の教科書でもいいんじゃないか」
と思うくらい、分かりやすく面白いです。
個人的には、最初の
「認知革命」
ここが新しく知れたことです。
人間がすごいのって、皆で共通の認識が持てるということなんですね。
たしかに、神話とか宗教とか、演劇などなど、
様々にストーリー仕立てにして
何かを訴えようとしてくる。
とても納得できました。
また、目を引いたのは、
「蜂には巣の掃除係や養育係がいるが、
掃除係がストライキを起こしたりはしない。
だからといってルールを侵したものに対する
法律係は存在しない。」
ということ。
確かに。
ではなぜ蜂は秩序が保たれるのか。
それは、
DNAにコードが書かれているから。
人間にはそのDNAコードがない。
だから蜂のように本能で集団生活が送れるようにはなっておらず、
その集団の秩序は、神話など共通認識で保たれている。
そしてこの共通認識の中でも最強なのが、「貨幣」であると。
話が深くて面白い。。。
ここが「貨幣」と言うのが面白いですね。
やっぱりという感じですが。笑
ここであらためて、
ビットコインという世界共通で利用できることを目指した貨幣が、
世界中で短期間のうちにどんどんメジャーになっていくということが、
どういう意味なのかを考えさせてくれます。
やはりビットコインやリバタリアンなどこの辺は、常に勉強していかないといけないですね。
また、他にも面白かったのは、
人間は楽を味わうと、昔の生活には戻れないということ。
農耕が発達し小麦の生産によって、
狩猟の必要性はなくなったものの、
狩猟時代の方が人間としての技能も高く、感染症リスクも少なかった。
しかし計画的に生産できる小麦を知ってしまってから、
人間は狩猟時代に戻ることは出来なくなった。
現代人でも良く分かる感覚ですね。笑
この狩猟時代の話を読んでいると、
「もともと人間は一人で生きていける生物だった」
ということに気づかされます。
木の実や虫などの食料を自分で取って食べるという生活。
それだけで、生活自体は複雑ではなかった。
しかし農耕社会になり、自ら土地を開拓し土地を耕して農業をして、、、となると、
生きるためにやらなければならないことが多くなり、
結果として他人の力に頼ることが増えていき、
それが仕事として成り立つようになる。
仕事の成り立ちを考えることで、
仕事とは何かを考えることが出来ます。
ちょっと現代は欲が複雑すぎて、仕事として捉える範囲が大きくて難しいですよね。
まさか小麦を生産していた時代の人からしたら、
インスタグラムが仕事（企業）として成り立つなど考えられないですからね。笑
下巻は経済の話が中心らしいですので、早く読みたいです。
海外ではさらに続編が出ているんですね。
ぜひ読みたいです。
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